<吊り篭>
18世紀末までのヨーロッパでは、街中、郊外を問わず、鉄や木でできた籠の檻が、かなり目に付いた。
市役所、貴族の屋敷、裁判所、大聖堂など、主要な場所には必ず設置されていた。
例えば、ドイツの司教座聖堂には、3基の吊り籠が1500年代からいまだに吊られたままである。
「吊り篭」には木製と鉄製の物が存在した。
「木製の吊り篭」
中で直立したとき、頭に圧迫感を与えるために上部が円錐型になっており、動きを制限する。
大抵の木製籠は、枠の隙間が体が通り抜けられるほど大きいが、そのため飛び降りる勇気が出ないほどの高さに吊るされる。(底の部分も隙間外大きいため、より恐怖心を煽る)
唯一の欠点は、あまりに高く(10メートル?)吊るすため、通行人が嫌がらせできないことである。
「鉄製の吊り篭」
枠の隙間が木製に比べて狭く、足を広げた状態で固定する形が多い。
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