吊り篭

<吊り篭>

18世紀末までのヨーロッパでは、街中、郊外を問わず、鉄や木でできた籠の檻が、かなり目に付いた。
市役所、貴族の屋敷、裁判所、大聖堂など、主要な場所には必ず設置されていた。
例えば、ドイツの司教座聖堂には、3基の吊り籠が1500年代からいまだに吊られたままである。

「吊り篭」には木製と鉄製の物が存在した。

「木製の吊り篭」
中で直立したとき、頭に圧迫感を与えるために上部が円錐型になっており、動きを制限する。
大抵の木製籠は、枠の隙間が体が通り抜けられるほど大きいが、そのため飛び降りる勇気が出ないほどの高さに吊るされる。(底の部分も隙間外大きいため、より恐怖心を煽る)
唯一の欠点は、あまりに高く(10メートル?)吊るすため、通行人が嫌がらせできないことである。

「鉄製の吊り篭」
枠の隙間が木製に比べて狭く、足を広げた状態で固定する形が多い。

トップ・ページへ
選択画面へ戻る
前へ戻る
次へ
吊り篭

囚人を残虐行為をしたい市民の為に適当な高さに吊るされたが、固定されているため、囚人が動く危険はなかった。
さらし刑用にも機能することが、木製との違いであった。(木製は、囚人の表情が解らないほど高く吊るされる)

受刑者は裸(もしくは裸同然)にされ、籠の檻に閉じ込められて吊るされる。
一応、食料と飲物が与えられることにはなっていた。(実行されるかどうかはわからない)
しかし、衆人監視のもと、飢えと渇き、さらに冬は悪天候と凍結、夏は暑さと太陽によって死は早められる。
それに加えて、民衆が石を投げつけるなど虐待行為をすることは、当然のことだった。
さらに、拷問を加えたり、体の一部を切断したりして見せしめの効果を高めることもあった。
また、刑罰の中には、吊り篭に入れられたまま、水刑にされると言うものもあった。

囚人の死体は、完全に鎖、骨がバラバラになるまで檻の中に放置された。
が、死体の腐敗が進まないように「松脂」で全身を塗り固めた上で吊り籠に入れることもあった。

トップ・ページへ

選択画面へ

戻る

次へ

吊り篭

実際一台欲しいですね、この「吊り篭」(笑)