<絞首刑>
現代においても日本を含む80カ国以上の国で合法的に行われている処刑である。(ロング・ドロップ方法)
中世においては、身分のひくい者や、窃盗犯に対して用いられていた。
「貴族には斧を(斬首刑)、農民には縄を(絞首刑)」といわれるように貴族には行われなかった。
また、基本的に女性には身分にかかわらず、絞首刑が求刑される事はなかったようだ。
(1448年にフランスで女性の絞首刑が行われた記録が1例あり)
絞首刑の方法としては、大別して次の2種類の方法が用いられた。
1.梯子を用いて、受刑者を絞首台に上げ、横木に受刑者の首にかかった縄を固定し、梯子を倒す。
(上から落とす)
2.受刑者の首にかかった縄の一端を横木にかけ、その縄を引っ張ることで受刑者を引き上げる。
(上に引き上げる)
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