絞首刑

<絞首刑>

現代においても日本を含む80カ国以上の国で合法的に行われている処刑である。(ロング・ドロップ方法)
中世においては、身分のひくい者や、窃盗犯に対して用いられていた。
「貴族には斧を(斬首刑)、農民には縄を(絞首刑)」といわれるように貴族には行われなかった。
また、基本的に女性には身分にかかわらず、絞首刑が求刑される事はなかったようだ。
(1448年にフランスで女性の絞首刑が行われた記録が1例あり)

絞首刑の方法としては、大別して次の2種類の方法が用いられた。
1.梯子を用いて、受刑者を絞首台に上げ、横木に受刑者の首にかかった縄を固定し、梯子を倒す。
(上から落とす)
2.受刑者の首にかかった縄の一端を横木にかけ、その縄を引っ張ることで受刑者を引き上げる。
(上に引き上げる)

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絞首刑

なお、斬首や車刑など、他の方法で絶命した死体を、さらす意味で絞首台に吊るすことも行われていた。

19世紀になって、上の2つの方法(実施的な締め殺し)が、失敗や長い苦痛などで、受刑者を苦しめることから、「人道的な」(笑)絞首刑が研究されることになった。
1953年、「イギリス王立委員会」が、「人道性、確実性、品位」を考慮しつつ研究した結果は、「ロング・ドロップ」であった。
これは、受刑者を2枚板の継ぎ目に立たせ、首に受刑台に固定された縄をかけ、床をはずす。
すると、体の落下により、窒息に加えて椎骨が破壊され、死に至る。
吊るすロープの長さは、受刑者の身長と体重から、適正な長さが割り出される。
(実験の結果作られた対応表がある。ちなみに体重70キロの場合、1.98メートルとなる)

56人の受刑者に対する検証を行った、ロンドンの検死官「ベンリー・バーチャス」によれば、絞首による真の死因は頚椎破壊と脊髄損傷であると言う。
「ロング・ドロップ」によってもたらされる障害は、即座の失神であり、意識が戻ることはなかった。
それに対して心臓の方は、30分後も動いている(単なる機械的動き)ことがあったと言う。
よってイギリスでは、医師が死亡を確認してから1時間遺体をぶら下げて置くように指示された。

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ところで、人間は首をつられると、大小便を垂れ流すと聞いたのですが、今回見た絞首刑の写真の中には、
(7枚、モノクロ)それらしい物が見えないのですが、実際どうなんでしょう?