吊り落し刑

<吊り落し刑>

つり落し刑はイタリアで考案されたといわれている。
イタリアではこの刑を執行された受刑者が上げる叫び声から、「ウルロ」(叫び声)と呼ばれていた。
この刑罰は、手首を背中に縛り上げた受刑者を滑車で、柱や刑架の上に引きあげ落下させる、という手順で行われる。
大抵は、受刑者が地面に叩きつけられる前に落下が停止され、そのショックで腕や肩が脱臼することになる。

この後、オプション(笑)の鞭打ち等が行われても、思うような成果が得られない場合は、天井まで吊りあげたあと、一気に落す「吊り落し」が行われた。
これが行われると確実に脱臼し、さらに回数が重ねられると、関節自体が破壊されることになる。

さらに追加オプション?として、受刑者の足に60キロから125キロの重りをつけることもあった。
そうすると、腕だけでなく足も脱臼し、さらに、骨が砕けたり、腹が裂けて内臓が飛びだすこともあった。

吊るし方のバリエーションとしては、以下の例をあげる。
1、後手に縛った両手首に縄をかけ吊るす。
2、頭上で縛った両手首に縄をかけ吊るす。
3、片手の手首だけに縄をかけ、片手で吊るす。
4、後手に手首を縛った上で、片方の肩を釣り上げる。

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吊るし刑

「吊り落し刑」は、自白を強要する拷問として行われる場合と、見せしめとしての刑罰として行われる場合があった。

オーストリアでは死刑が一時的に廃止されたとき、死刑の替りに「つり落し刑」が行われた。
といっても、「つり落し刑」により、受刑者は不確実とはいえ緩慢で苦痛に満ちた死を迎えることになったので、実のところ「偽装された死刑」であった。

なお、当時の医療水準では、脱臼を完全に治療することは困難であり、吊り落し刑から生還したとしても、仕事を続けることができなくなり、自殺する者も多かったといわれる。

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吊り落し刑

この刑罰は、イタリア、フランス、イギリスのヨーロッパ諸国はもちろん、日本、中国においても行われていたようです。
日本においては縄の縛り方に、中国においては吊り上げる器具に、ヨーロッパより多彩な工夫が見られたようですね。
その内容は…またいつか(^_^;)<おいおい