戒めのネックレス

<戒めのネックレス>

中央ヨーロッパで、1600年〜1850年にかけて行われていた、晒し刑。
罪を象徴するものを身につけて(首飾として)公衆に晒され、辱めを受ける刑罰。
受刑者は、刑の執行の際、野次馬からひどい仕打を受けることになる。
大怪我を負わされることも多く、ひどいと殺されかねなかった。

「戒めのネックレス」を用いる刑については次のようなものがある。(1部)

「道楽者のネックレス」
木のトランプ札と、パイプをつなげたものを首飾として、煙草のみや博打打ちの首に掛けられた。
受刑者は「道楽者のネックレス」を掛けられた上で、広場にある晒し台でさらし者にされるの。

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戒めのネックレス

「大酒のみのネックレス」
大酒のみの場合は、重い木や石で作られた、「酒樽」をかたどったネックレスを掛けられた。

「悪徳商人のネックレス」
量やつり銭をごまかす商人には、「天秤を水平にする重り」や「鉄製の巨大な小銭」のネックレス。

「密猟者のネックレス」
密猟者の場合は、「密猟で手に入れた獲物の死骸」を、鎖で首から掛けられた。
受刑者は、死骸が腐って鎖から抜け落ちるまで、その「首飾」を掛け続けねばならない。

「不信心者のネックレス」
不信心者は、長さ1メートル、重量8キロにもなる「木のロザリオ」を首から掛けられた。

これらの行為だけで十分に罰を受けるように思われるが、「首飾」の着用が罪に対する罰そのものではなく、罰として受ける拷問、刑罰はまた別であり、「首飾」は受刑者が刑罰を受ける理由を示すだけのものだった。

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戒めのネックレス

うーん、たいした罪でもないのに(我々からすると)、拷問されて、晒されて、殺されるなんて、どう考えても、禁欲的な宗教の戒律によって抑圧されていた民衆のストレスのはけ口としか思えないような刑罰ですね。