<騒々しい人の笛>
トランペット型、トロンボーン型、縦笛型、オーボエ型。(材質は、木製、真鍮製、鉄製など)こういった楽器をかたどった拷問器具は、おそらく元祖はオランダのものである。
主に16,7世紀に使われたが、14世紀から20世紀にわたって、同じような拷問器具が使われた記録が残っている。
ここで扱う「笛晒し刑」は、喧嘩、暴言、中傷、痛飲による騒乱、など市民生活の平穏を乱した場合に適用される。
「笛晒し刑」の笛は、端に鉄の輪があり、本体と平行に長い口金(内側に溝が彫ってある)が取りつけてある。
使用手順は、次のようになっている。
1、受刑者の首に鉄の輪をはめ、鍵をかける。
2、口金の溝に指を当て、ネジで閉めつける。
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