バリエーション的には、頭を締付ける方法で、片側で締付けるタイプと、両側で締付けるタイプに別れている。
また、金輪に取ってが付いていて、受刑者の頭を揺さぶったりねじったりできるようになっているタイプ、(頭の動きを制限するためにも使用できる)金輪に金具がついていて、紐を通したり、鉤を引っかけたりして、受刑者を吊上げられるようになっているタイプ、(吊られた人間は、頭蓋骨が粉砕されるより先に、体重により頚椎が外れるものと思われる)などが存在した。
この器具は、頭蓋骨の上部が数センチの圧縮にも耐えうることをある程度計算に入れたものと思われる。
つまり「頭蓋骨圧搾金輪」も、「頭蓋骨粉砕機」と同様、受刑者の頭蓋ことを破壊することが目的ではない。
先端のとがった突起物が内側にいくつか付いているが、これは、犠牲者の肉体的損傷を増長するための物ではなく、犠牲者を死に至る可能性から守るためのもといえる。
なぜなら、圧力がリング全体ではなく、突起物に加わることによって、頭蓋骨が粉砕されるよりも先に突起物が頭蓋骨に突き刺さる。
(突起物が突き刺さる深さは、ネジによってかなり細かく調節することができる)
それにより、拷問の目的である自白ができなくなるほどひどい損傷を「脳」に加えることがないようにしているわけである。
もちろん、突起物の長さは脳に損傷を与えない物が選ばれている。
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