小火刑(火を使った拷問)

<小火刑>(肉を焼く)

意識のある受刑者を、火勢を絞って(「火刑」と比べて)「フライ」にしたり、「グリル」で焼いたり、「ロースト」したりする刑罰に処すことを「火刑」と区別して「小火刑」といった。
火が拷問や刑罰で使われたのは、火と言う要素には、水同様古くから神聖な力や浄化作用があると信じられており、容疑者の体に宿った悪(とりわけ魔女)を無力化するのに有効だと信じられていたからである。


「火を使った拷問」
火を使った拷問は、単独で行われるのではなく、親指締めや梯子や滑車による吊るし責め等の最終段階として行われるのが一般的だった。
その内容は、固定された手足の指に松の木片を差し込み、そこに火をつける、熱く焼かれた煉瓦の上に容疑者を立たせる、脇の下と股間に水銀を浸して火をつけた羽根を当てる、拘束された容疑者の体をコールタール・ピッチの松明であぶる、灼熱の焼き鏝を容疑者の手に握らせる、または、体に押し付ける、など多岐にわたった。

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火を使った拷問

火を使った拷問や、刑罰はヨーロッパだけではなく、世界中で古代から現代にいたるまで施行され続けている。
中国では、金属の小さい玉を真赤に焼き、囚人の頭蓋にあらかじめあけられた穴に入れた。
オランダでは、「木馬」と呼ばれる木製の舟形に固定された容疑者の足の裏に、炭火の鉢を近づけた。
スペインでは、椅子(審問椅子)に固定された容疑者の両足を鉄の台に固定し、燃えている石炭の皿を近づけた。
モンゴルでは、取り押さえられた犠牲者の耳、両目に坩堝で解かされた銀が注ぎ込み、脳を焼いた。

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焼きごて

小火刑はテーマが細分化されてしまうので、大作となりそうです。