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断首刑(装置) |
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●ドロワール 16世紀から17世紀にヨーロッパ各地で使用された。 スコットランドでは「メイドン」、イタリアでは「マナイア」、フランスでは「ドロワール」と呼ばれていた。 「ドロワール」とは、大工道具の手斧のこと、手斧の刃を「首切り装置」に使ったことに由来する。 2本の縦枠の先端の横木に固定された滑車を通した縄によって刃が上方に引き上げられる。 受刑者は縦枠の間にある首切り台(小さなX十字架に喉仏を乗せる形)の上に頭をのせる。 縄をはずすか切断すると、石や金属で重みをつけた刃が高さ約3メートルの縦枠を滑り落ち、首を切断する。 ●ハリファックス処刑台 16世紀から17世紀にイングランドで使用された。 2本の縦枠の溝に沿って上下する木材に、鉄具で刃が固定されている。 装置上部のの横木に固定された滑車を通した縄によって刃が上方に引き上げられ、縦枠の側面にピンで固定される。 受刑者は縦枠の下部の横木に頭をのせる。 刃を固定するピンにつけられた縄を引っ張ると、ピンが引き抜かれ刃が高さ約3メートルの縦枠を滑り落ち、首を切断する。 ●スイング式断頭機 18世紀のパリで使用された「首切り装置」詳細は不明。 装置に固定された軸を支点に刃が、受刑者の頭と同じ高さにセットされた半円形のガイドに沿って回転することによって斬首する。 受刑者は、装置の中央に置かれた椅子にくくりつけられた形で固定されている。 |
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断首刑(装置)2「断首刑(装置)3」へ続きます。 |
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