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絞首刑(絞り首) |
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絞り首、縛り首、吊し刑、逆吊し刑、絞殺刑などと呼ばれる死刑である。 「絞殺刑」(絞り首)とは、縄、紐、鎖、針金などで首を締め、気管と血管を締付け閉塞させるという刑罰である。 また、閉塞は、「絞首刑」(吊し首)とは違い、受刑者自身の体重ではなく、受刑者の首に作用する外的な力によってひき起される。 完全に気管が閉塞された場合には、約3分で全身が痙攣を起し、硬直し、失禁、射精を起し、さらに5分ほどで絶命する。 血管の閉塞は、先ず表面に近い、頚静脈が圧迫され頭部に流れ込んだ血液の循環を妨げるため、顔面が紅潮し、顔面、頭部に不快な膨満感を与える。 頚動脈の閉塞は、頭部への血液の供給を妨げ、数分内に脳の酸欠状態による失神に陥り、顔面が膨張し、眼球が突出する。(この段階で中止しても、重大な脳障害を起す) 最後に、肺が気腫にかかり(呼吸細気管支と肺胞(酸素と二酸化炭素を交換する組織)が拡張し、破壊される)、喉頭と輪状軟骨が折れる。 |
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