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絞首刑(絞り首) |
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横木のある柱に縛り付ける場合もあった。 | |||
絞首刑(絞り首)3●コラム「絞殺考」絞殺は、特別な道具も要らず、すばやく音を立てることなく行うことが出来るので、しばしば、裁判外の処刑手段として用いられていた。 ターゲットを迅速かつ確実に殺害するためには、まず絞殺に適した道具を選ぶ必要がある。 針金やローブまたパイプなどを使用しての絞殺方法もあるが、絞殺に的を絞るなら、絞殺の為に考案された武器である「ギャロット」を使用することが望ましい。 そしてその武器は、60〜70cmのピアノ線又鋼線の両端に木の握りをつけた非常にシンプルな形状をしている。 「ギャロット」を使用した絞殺術には、もっとも効果的でたやすく習得できるだろうコマンド絞殺法という技術が上げられる。 まず両端の握りを握り締めたまま、ターゲットの頭ごしに鋼線を投げ首に引っ掛け背後に引っ張る。 この状態で鋼線が2本とも自分の肩の上にくるように体を回転し、ターゲットの背後に引き続けながらターゲットを吊り上げるようにする。 そうすれば、鋼線は交叉しターゲットと暗殺者は互いに背中合わせになる。 その後、暗殺者は前かがみになりターゲットを吊り上げ窒息を待つ。 習熟された技術は、ターゲットに防御の隙を与えないものになるだろう。 「絞首刑(絞り首)4」へ続きます。 |
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