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解体刑

古代中国の記録、「尚書」「周礼」によれば、基本的に中国の刑罰は「五刑」に分かれ、その分別は「大辟」(死刑)、「宮」(性器切除)、「ひ」(足切り)、「ぎ」(鼻削ぎ)、「墨」(顔面刺青)である。
さらに、「大辟」は、「斬」(打ち首)、「絞」(締め殺し)、「腰斬」(胴体切断)、「梟首」(さらし首)、「車裂」(車裂き)、「焚」(火あぶり)、「凌遅」(きり刻み)などに大別されている。

その執行手順は、宋時代の陸游(1125-1210 越州山陰の詩人)の書に詳しい。
まず凌遅刀、鬼頭刀と呼ぶ刀で両腕を裂き、四股を切り落とし、腹を割いて臓腑を引き抜き、喉を断つという順序でなされ、屍体は籠に入れ三日晒しとし、最後に北京の西郊外にある「萬人坑」に投げ捨てられる。

中国明朝の凌遅処刑図
中国明朝の凌遅処刑図
解体刑2
「解体刑3」へ続きます。
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